オンライン座談会〜私たちのコレから〜 終了しました!

オンライン座談会〜私たちのコレから〜 終了しました!

多くの方にご参加いただき、オンライン座談会が終了しました。
開始早々に竹内さんが画面から消えてしまうという私たちらしいスタート笑
直前まで打ち合わせしていたのになぜ〜〜〜?アニキ〜〜〜!
焦る私をよそに、想定内と微笑む丹野さん、下坂さん。心強い!

その後は無事に、丹野さん、竹内さん、下坂さんで皆さんの質問に本音で答えていただきました。実は、いただいた質問に対して、事前にいろいろと考えてくれていました。どうしたら伝わるか。誤解を産まないだろうか。皆さんとの時間を少しでも有意義に出来るように、と。楽しい3人の本音トークの裏側は、その想いでいっぱいだったことをお伝えしたいです。

そして、あっという間の1時間半でしたね!きっとまだまだ話し足りないかも。

第2弾も考えていきますね。女性当事者の方や、新たなメンバーの登場も!?

そして、いよいよ『コレカラ』サイトがスタートです。

“楽しんでやっていこう!”が私たちの合言葉ですが、皆さんと一緒に作り上げていければ嬉しいです。生活の中で工夫されていること、仲間との活動の様子など、いろんなメッセージをお待ちしています。

「オンラインおれんじドア」にも是非。

今考えていること、言葉にならないその思いも、お話ししてみませんか。

ちょっとだけ手を伸ばしてみてください。その先に私たちが待っています。

渡辺典子

『コレカラ』オープン記念 オンライン座談会のお知らせ

7月29日(金)18時〜コレカラ運営メンバーによるオンライン座談会を開催します。

認知症の当事者でもあるメンバーで、今そしてこれからを話します。

そして、参加される皆さんとの出会いも楽しみにしています。

現在、笑顔ですごしていますが、私達も落ち込み泣いていた時期があります。でも、当事者同士の出会いから工夫することを学んだりしたことにより、前向きに過ごすことが出来るようになりました。そんな一歩踏み出した認知症の当事者とともに語り合いませんか?

開催日:2022年7月29日(金)18:00~19:30

スピーカー:
丹野 智文
<プロフィール>
認知症当事者のための、もの忘れ総合相談窓口「おれんじドア」の実行委員会代表。トップセールスマンとして活躍中の2013年に若年性アルツハイマー型認知症と診断される。現在は認知症への社会的理解を広めるために活動中。

竹内 裕
<プロフィール>
当事者支援団体『たぬき倶楽部』代表。
59歳のときに認知症と診断を受け、10年後「認知症ではない」と告知を受けた。10年間、認知症の人として悩み苦しんで今があると、その体験を多くの人に語る活動をしている。

下坂 厚
<プロフィール>
2019年の夏に若年性アルツハイマー型認知症の診断を受ける。長年、魚屋に勤務していたが診断後に退職。その後、認知症初期集中支援チームとのつながりを通じて、デイサービスでケアワーカーとして働く。京都市在住。

ファシリテーター:
渡辺  典子(特定非営利活動法人マイWay)川崎市若年性認知症支援コーディネーター

参加費:無料
お申し込みは下記までお願いします
https://forms.gle/CmkS7Z5udDb7ZWVQA

〆切:2022年7月27日
主催:コレカラ運営委員会
   特定非営利活動法人マイWay

コレカラ知恵袋#5  スマホはわたしの相棒です

コレカラ知恵袋#5 スマホはわたしの相棒です

新しく予定が決まったら、スマホのgoogleカレンダーにすぐ入力します。その際に、そこまでの行き方も「乗換案内」で調べて、一緒に登録するようにします。例えば、「明日の朝、10時に〇〇駅集合」とカレンダーに入力。そして「△△駅→〇〇駅」というように、予定と行き方、出発時刻などもセットにして入力するようにしています! 

何時の電車に乗ればいいのかな。何時に自宅を出ればいいのかな。後からやろうと思うと、すっかり忘れてしまうので・・・。

だからスマホが手離せません。あ、なので充電器も必須です笑

丹野智文 2022 ADIロンドン報告  ~サイトオープンに寄せて~

丹野智文 2022 ADIロンドン報告 ~サイトオープンに寄せて~

今回、英語が話せない私がロンドンを一人で行動する時がありました。

その時に困った経験から、私が感じたことです。

認知症の人にとって、困ることを奪われなければ、考え、工夫をするようになります。

困ることで認知症の本人の力が発揮され能力がアップするのです。

私は日常から困っていますが、何をすればリカバリーできるかを仲間と一緒に常に考えています。

これが今回ロンドンという知らない土地、言葉がわからない土地でも成功体験につながったのだと思います。

英語が読めない⇒Google翻訳を使う

カメラ入力を使うことで読むことができました。

これはポスター発表をGoogle翻訳で見た時の写真です

お金がわからない⇒キャッシュレス(カードを使うことで対応できる)

イギリスでは、ほとんどのお店がキャッシュレスで現金を持ってなくても困らないと思います。だから、お金の見方がわからくても問題なかったのです。

道、場所がわからない⇒Googleマップを使い、目的地を入力

歩く、乗り物を使うなど入力 交通手段もバス、地下鉄、電車など何番のバスに

なればいいのか、何番線の電車に乗ったらいいのかなどまで出てくる。

人に助けてもらうことは大切、でもそれは最終手段で、自分がどうやったら出来るかを

最初に考えることも必要だと思います。

頼りすぎないという気持ちを強く持つことが大事

「丹野智文だからできるのでは?」常にこのことを言われ続けてきました。

私は全国を一人で講演に出かけていて常に道がわからない、場所がわからないそのような経験をしていて、Googleマップを常に使っているから海外に行っても使い方がわかり困らなかったのです。

日本でも使っていない人が海外で使えることはないのです。常に使い続けることの大切さを実感した経験でした。

認知症になって症状で落ち込み自信を失っていきますが、これができるという成功体験の積み重ねが当事者の自信を取り戻していきます。

新しいことへの挑戦、やることができたという実感が認知症の当事者には大切ではないでしょうか。

(注)ADIとは?

「国際アルツハイマー病協会」のこと。2022年6月に「2022 ADI国際アルツハイマー病協会・国際会議」がイギリス・ロンドンで開催され、参加してきました。